誕生ストーリー

「渡したい。でも、手放したくない。」

ソフトウェアを届けるたびに向き合ってきたこの悩みから、Usakeyは生まれました。

株式会社ウサギィは、AIを組み込んだシステムの開発を主な事業としています。お客さまの業務に合わせてAIを設計し、現場で使える形で届けてきました。お客さまの要望に、低コストで素早く、高い精度で応えるため、独自に開発した実績のあるモデルを用途に合わせて学習させていました。そのモデルをWeb APIで利用する方法を提案してきました。

多くのお客さまは、「業務のデータを社外に出したくない。自社の環境で動かしたい」と考え、モデルを含むソフトウェア一式の納品を希望されました。お客さまの要望には応えたいものの、開発してきたモデルを権利ごと渡すと、私たち自身が使えなくなってしまいます。一方で、モデルを手元に置いて使いたいというお客さまの考えも、もっともです。双方の希望を満たすには、どのような形でソフトウェアを渡せばよいか。案件のたびに悩んできました。

お客さまと私たち、両方の希望を叶えられるサービスを探しました。求める条件に合うものは見つかりませんでした。そこで、自分たちで仕組みを作り始めました。暗号化、秘密情報の保護、不正利用の防止、サーバーの保守など、取り組むことは想像以上に多く、開発には大きな手間がかかりました。

ソフトウェアを提供する会社がそれぞれ、この仕組みを一から作るのは大変です。私たちが作った仕組みを、同じ悩みを持つ皆さんにも使っていただきたい。そう考えて生まれたのが、Usakeyです。

LLM(大規模言語モデル)の発展により、これまでWebサービスやAPIとして提供されてきたものの多くが、お客さまの手元の環境で動くソフトウェアとして届けられるようになる——私たちはそう考えています。Usakeyが目指すのは、ソフトウェアを届ける側と受け取る側、どちらの希望も満たし、双方が笑顔になれるプラットフォームです。

Usakeyは、まだ歩き始めたばかりのサービスです。至らないところもあるかと思いますが、皆さんの声をいただきながら、一歩ずつ良くしていきます。

一緒に、ソフトウェアの力で世界を良くしていきましょう。

株式会社ウサギィ